ダンジョン・ルーパー

まんまと騙されました！
作りが上手い作品です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（91文字）

　最奥に眠る宝を手に入れるために“過酷な”ダンジョンに挑む、可愛い3人の女冒険者達の話です。



　丁寧な描写で、異世界ファンタジーらしい雰囲気、薄暗かったり、逆に美しかったりするダンジョンの様子がありありと浮かびます。
　短編ながらそれぞれのキャラクターも可愛く、しっかりと立っていて、彼女達のほのぼのとしたやりとりは、挑戦しているあまりに過酷なダンジョンの厳しさを和らげ、同時に対比させてくれるものでした。

　さて、この作品の魅力はやはり、各話にある違和感、あるいは伏線でしょう。
　ダンジョンの概要、３つある試験それぞれの文言・数・描写に意味が込められていて、結末をきちんと期待、予感させ…続きを読む

ダンジョン攻略ということで、パーティーを組んだ3人の女の子がとトラップを躱しながらモンスターを倒し、謎解きをして最奥へ進む。魔法使いと格闘家と盗賊の相性は抜群！でも食料のお話辺りから妙な胸騒ぎが……。
一度踏み入れたらクリアするかゲームオーバーなるまで出られない、それがダンジョン。最後のページでゾクッとします。3人は良いパーティーでした。