追い込む人や逃げる人、捕まる人もいれば後始末に追われる人もいる

これって、フィクションだよね。どうかフィクションであって欲しい。
でも、どうやら、マジでこんな大迷惑を被ったらしいんです、この文章を綴った作者様は。

私達が世界を眺める時、自分が平和に生きていて、明るくて朗らかな世界ばかりを見ようとしていたなら、世界の暗部というのは中々見えにくいものですよね。
でも、キレイゴトってヤツに唾を吐いて泥の付いた靴で蹴り上げるようなヤカラってのは、世界に山盛りいるようでございます。

作者様は降って湧いたような災難に巻き込まれて、社会の暗部をまざまざと見せつけられます。それがとても軽いタッチで描かれていてとても面白い。

この作品に描かれているようなケースに巻き込まれる事はそうそうあるとは思えませんが、似たようなケースに陥る事が決してないなんて事は全ての人に言えない訳で。なので、転ばぬ先の杖的な学習としてこの作品を読む事もオススメです。

あ、あと、作者様の現在の幸せを遠くから祈っておきます。

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