夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない

作者 正雪

彼女の存在が消えゆく、その前に――。

  • ★★★ Excellent!!!

 オカルト系雑誌の編集部でアルバイトをしている主人公は、後輩の頼みで後輩のアパートに向かう。後輩曰く「出る」らしい。その調査中に、主人公は彼女と出会う。彼女はオカルト的現象を理解したいという、一風変わった考えの持ち主で、自ら心霊スポットを巡っていた。主人公もそれに乗っかることになる。
 そんな中、後輩の故郷に行って、主人公と彼女はその土地の古井戸にまつわる祭りに参加する。由来としては、井戸に住み着いたモノに人間を供儀していたという恐ろしいものだった。その古井戸の祭りのさなか、二人は――。
 そして日常を取り戻した主人公は、無事に大学を卒業し、編集部でのバイトも、後輩に譲った。今度は後輩がオカルトを追うことになる。

 ホラーでありながら、少し不思議な感覚が残る一作でした。
 もちろん、怖いところは怖かったです。特に祭りの部分は怖いです。
 情報が詰まりすぎていないので、読みやすく、作者様の力量を感じられました。

 是非、御一読下さい。

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