運命に抗いたい御嬢様、過去から逃げる剣聖 一江左かさね
◆◇◆グライドは娘フウカと共に、王都の運河の傍らでひっそりと暮らしていた。そんなある日、襲われていた少女を助けるのだが、その少女アイリスは、自らを「悪い令嬢」と称する。面倒を避けたいグライドだったが、もちろん逃げられるはずもなく否応なしに巻き込まれてしまう。しかも、そこにグライド自身の宿敵も現れて――。◆◇◆これは最強の剣聖と呼ばれた男と、その娘と、悪い御嬢様との物語。
目次
完結済 全70話
更新
- プロローグ アイリスは悪い令嬢
- 第1話 平たな石が敷き詰められた道
- 第2話 ゆるゆると坂を上がった林のなか
- 第3話 ここまで苦労をかけた娘
- 第4話 公爵家のお嬢様
- 第5話 銀色の髪が遅れてついてくる
- 第6話 割に合わない仕事
- 第7話 紫色をした瞳と輝くような銀髪
- 第8話 広々とした芝生の景色の中で
- 第9話 荒っぽい連中と手を組んで
- 第10話 風雨にさらされ痛んだ建物ばかり
- 第11話 話し合いですませたいと思っている
- 第12話 世界を漂う大きな運命の流れ
- 第13話 カフェの軒先に張り出す赤い日除けの下
- 第14話 また明日に、ご機嫌よう
- 第15話 今は怒るべき時なのだと
- 第16話 学びの門を叩く者は数多い
- 第17話 木剣を肩に担いで引き上げていく
- 第18話 悪い令嬢の最後に立ち会って
- 第19話 東の国の剣聖
- 第20話 月の光のように優しく儚げな光
- 第21話 敵意、恐怖、怒り、悲しみ
- 第22話 白と黄の花がちらほら咲く芝生の上
- 第23話 大きな運命の流れに組み込まれて
- 第24話 辿り着いたのは運河のほとりの乗船場
- 第25話 これから起きるであろう出来事の断片
- 第26話 今すぐではなくても必ず来てくれる
- 第27話 国が炎をあげ燃えさかり
- 第28話 間違いなく剣聖
- 第29話 氷の戦乙女という異名
- 第30話 運命の軛からは逃れないのか
- 第31話 諦めさせてなんてあげない
- 第32話 二度とは戻らぬ懐かしい日々
- 第33話 運命の流れであれば、勝てるはず
- 第34話 傷ついた二人の剣聖が並び立ち
- エピローグ アイリスは悪い御嬢様
- 付録編
- プロローグ 何か大事件が起きている
- 第1話 小柄で華奢な姿は端然と空を眺め
- 第2話 絢爛な紋章が掲げられた大きな門
- 第3話 儂、公爵ぞ。けっこう偉いの
- 第4話 桁違いの強さを持った存在
- 第5話 私の好みのど真ん中
- 第6話 心優しい娘に育って
- 第7話 噂の凄腕アルケミスト
- 第8話 山の民は気性が荒く血と争いを好む
- 第9話 往時とはすっかり変わって
- 第10話 慈悲深き公爵が果断に決断をした
- 第11話 眼差しは反応を待っている
- 第12話 青空の下には丈の短な草が密集した大地
- 第13話 庇護を求める子供のような
- 第14話 剣聖に矢が通用する筈もない
- 第15話 子供ならではの使命感
- 第16話 情けないのは事実なんです
- 第17話 最後の行程でちょっとしたひと息
- 第18話 何のかんのと煮え切らない
- 第19話 急な坂道に青息吐息
- 第20話 皆さん準備を、どうぞよしなに
- 第21話 出発は、太陽が天頂に来る時刻
- 第22話 この世で一番信じられないのは、自分自身
- 第23話 奥の村はさらに山の中
- 第24話 剣聖将軍と呼ばれた男の姿
- 第25話 オークなど何するものぞ
- 第26話 大きな運命の流れは
- 第27話 家族を守るためという強い決意
- 第28話 ご安全にどうぞ
- 第29話 ならば獣になってみせよ
- 第30話 勇敢なる臆病者
- 第31話 日のくれた西の空に名残りの赤
- 第32話 手向けられた草の花
- エピローグ 二人の影も並んで動いて
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