主人公の心が時に親の愛に縋る子供の様に、時に理性を持った様に様々な形で綴られています。家と家族、主人公に立ちはだかる問題にこれ程真っ直ぐに向き合うとは…とても強い心を持っているな、と感心してしまいます。
見たもの感じたものを言語化する事に至福を感じます。現実に目を向けて詩を書いたり、現実逃避に身を投じたり、忙しない人間です。
自分はさあどうだろう、少し我が儘ではなかったか、欲張りではなかったか、などと考えさせられました。籠から羽ばたいた鳥がどう生きるのか、その後も追いたくなるストーリーです。
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