登場人物設定 ※ネタバレ有り

 登場人物の設定です。


※ネタバレ要素がございますので、本編をお読みいただいてからご覧になることをお勧め致します。


主人公

名前 宝居 真琴(たからいまこと)

年齢 高校1年生15歳

性別 男性

身長 163cm 体重 53kg


 ぱっと見おとなしげで、品の良さそうな美少年。中性的な顔立ち。手足などのパーツはしっかりと男の子。

 美男美女の両親と比較するとやや地味な印象がある(本人も気にしている)。どちら寄りということはないが、両親は互いに『自分に似た』と言い張っている。

 受け身な性格で、巻き込まれ・振り回されタイプ。しかし、独占欲が強く、嫉妬深い一面がある。本人にその自覚はない。時折暴走し、反省はしている。

 主人公という立場上、マトモぶっているが、全然マトモではない。あの両親にしてこの子あり。

 それなりの高校に入学し、成績は中の上(勉強嫌いなので伸びる余地あり)、スポーツの方が得意。バスケとか普通にやる。

 幼い頃から父と別居しており、バスやタクシーを使って父の家に通っていた。なお、本人は気付いていないが道中は父の部下により護衛されていた。


幼馴染み(✕ヒロイン)

名前 森川結衣(もりかわゆい)

年齢 主人公よりひとつ上(学年も上)

性別 女性

身長 163cm 体重 50Kg


 近所でも評判の才色兼備。

 長い髪をハーフアップにしており、優しげな顔立ちのお姉さん系美少女。

 見事なプロポーションをもつが、それを覆い隠すように、年中長袖にタイツという季節感のない服装をしている。

 父子家庭に育ち、家のことはすべて彼女がやっている。彼女の父親いわく『自慢の娘』であり『娘がいなければとっくにダメになっていた』とのことだが、数年前からたびたび酒に酔った父親に暴力を受けている(性的なものは一切なし)。

 服装は痣を隠すためのもの。

 面倒見がよく、いつも明るく、誰にでも優しい。主人公のことは、ある一件の前まで、可愛い弟のように思っていた。

 父親のDVがヒートアップし、主人公に心配されるも、気丈に振る舞い続ける。

 動画配信者のユキを心の支えにしており、異常に執着する。


名前 

宝居 鷹幸(たからい たかゆき)

年齢 42歳(見た目は30代半ば)

性別 男性

身長 185cm 体重 68kg

 主人公の実の父親で、主人公が幼いころから別居している。

 見た目は温厚な爽やかイケメン。おじさんと呼ぶにはかなり若い見た目をしており、背後に爽やかな風とキラキラのエフェクトが見える。そこそこ鍛えているので、脱ぐとスゴイ(見る機会のある者はいない)。

 聴く者の心を癒し落ち着ける、優しい声の持ち主。

 職業は謎に包まれているが、定期的に秘書が出入りしたり、お高いスーツで外出するなど、ただ者ではない雰囲気。普段は家で仕事をしている。表向きの理由は、マイペースで煩わしいことが嫌いだから。本当の理由は、七年も会いに来ない愛する息子がいつ訪ねて来てもいいように。ヤバイ。

 メルヘンな一軒家(亡き親から相続)で悠々自適に暮らしている。

 結衣の憧れの動画配信者ユキの正体は彼。

動画配信を始めたきっかけは、飲み会での部下の冗談。特に目立った活動はしないにもかかわらず、人気が出てしまいなんとなく続けている。が、やるとなれば手を抜かない努力家でもある。

 主人公を溺愛しているものの、七年前に機嫌を損ねて以来疎遠に。

 外面は、見た目よく優しく穏やかで何でもそつなくこなす、頼れる理想の父親。長らく家族と別居しているにも関わらず、他の女性の影などもない。

 しかし、本来の性格は非常に嫉妬深くて独占欲最強の男。息子以外に全く興味がなく、息子との関係を邪魔するものには一切容赦しない。故に相手が未成年であっても大人げない。絵にかいたような腹黒系サイコパス。

 この性格はしっかりと息子に受け継がれている。


主人公の母親

名前 宝居 美琴(たからい みこと)

年齢 40歳(見た目から年齢が判断できない美魔女)

性別 女性

身長 173cm 体重 58kg

 大変に美人かつスタイルがよく、夫とお似合い。妖艶な雰囲気と、ボーイッシュな雰囲気を併せ持つイケ女。

 バリバリのキャリアウーマン(主人公談)らしく、いつも夜遅くまで家に居ない。ただし、子供の行事にはしっかり参加する。

 高給取りなので『あんたを養うのなんか、あたしひとりいれば十分』とよく言っている。夫から毎月振り込まれる多額の養育費その他諸々がかえって気に食わない様子。

 サバサバしていて少し乱暴なところがあるが、自分の息子を深く愛している。

 息子愛が原因で、十年以上前から夫と別居している。幼い息子が父を慕っているため、仕方がなく遊びに行くことを許していた。

 最近になって息子が夫の家に通い出したことに猛烈に嫉妬しており、夫に露骨な敵意を向けるが相手にされていない。

 愛息子と同じ遺伝子を持っているのでなければ、殺していたかもしれない。

 対息子限定で、超さみしがりやで甘えん坊モード発動。重ねて言うが、彼女はこの痛々しいふるまいにも耐えうる完璧な容姿を持った美女である。


結衣の父親

名前 森川郁(もりかわ かおる)

年齢 45歳

性別 男性

身長 180cm 体重 75kg

 美少女の父親だけあり、元は精悍な顔立ちの美丈夫であった。今はストレスと疲労でゲッソリ。過度の飲酒と運動不足によりお腹が出てきている。

 現在、ブラック企業の管理職。7年前に妻を事故で亡くし、主人公宅の隣に引っ越してきた。

 重度の酒好きで、非常に酒癖が悪い。

 家事をこなし家や自分を支える娘に深く感謝し、愛しているものの、酒に呑まれて暴力をふるってしまうことがある。

 そんな自分自身を嫌っており、申し訳ないと思うのだが、生来の頑固な性格のせいで素直になれない。世間一般的にいう、DVクソオヤジ。

 無精髭と凶相はまるで犯罪者。小さい子供に話し掛けた翌日には、小学校に『怪しい大人に注意』の連絡が回ってしまう。

 家計や買い出しは娘に任せているが、酒やツマミがないとキレる。

 娘が行方不明になった時は、心底心配しているにも関わらず、自分が捨てられたのだと思って不貞腐れていた。

 結果、二度と会えなくなるとは思いもしなかっただろう。

 娘の宝物である赤いクマのストラップは彼からのプレゼント。酔っぱらって何故か入ったというゲーセンで獲った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

シェロの赤い首輪 神庭 @kakuIvuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説