高夜根神社の夏休み

　魔法の王国ウィズランドの第二王女・エミリアはその素行を問題視され、地球に放り出されてしまう。
　王家の別荘である高夜根神社に身を寄せた彼女は、夏休み中の従弟・高夜洋介と再会。彼と共に、久方ぶりの地球世界を満喫する。
　一方で、街は開発され思い出の場所が減り、神社は子供達に舞や演武の教室を始めてより地元に開かれた存在となっていたりと、彼女が最後に訪れてからの五年間で様々な物事が移り変わりを見せ、寂寥を覚えていた。
離れていた時間、移ろっていく関係。高夜根神社で過ごす夏の日々で、彼女は、彼女たちは何を見るのか。



(古い作品。これまた供養がてら。なろうには掲載済み。その内またこういうノリの作品書きたい)