仲良しのきつねとたぬき。美味しい物を買うために、アルバイトするぞー!

人間の街には、美味しい食べ物がある。赤と緑の、美味しい食べ物が。
そんな噂を聞いた、仲良しの九尻きつねと化けたぬき。二人はその美味しい食べ物を求めて街に行きますけど、残念お金がありません。

けど、なかったら稼げばいいのだ。
と言うわけで始まった、九尾きつねと化けたぬきのアルバイト。
人間に化けて、クリスマス間近のケーキ屋でせっせと働く二人。その働いている様子や、お目当ての美味しい物、『赤いきつね』と『緑のたぬき』を夢中になって食べる様子が可愛いこと。

こんなきつねとたぬきなら、うちの街にも来てほしい。二人がお手伝いして作ったケーキを食べてみたいし、美味しい物をご馳走してあげたいです!

文章は絵本のような優しい語り口調で書かれていて、読んでいて心がなごみました。
クリスマスが近づいた頃に、もう一度読みたくなるお話です。

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