概要
誰かの記憶から消えたことってあるかい?ボクはあるよ。悪夢を見るほど。
忘れられる事に慣れた生徒会長は何故笑うのだろか。
茜色に染まる学園。
ステンドガラスの窓の内側に蒼い花が散らばり、その中央に彼はいた。
彼は泣いているように見えたが、決してすすり声なんてあげずに叫ぶように言った。
「大丈夫さ!キミがボクを忘れたって誰も怒ったりしない。
さぁ。早く逃げて!!」
赤い影は彼を包むように膨れ上がる。
嫌だ、逃げないよ。
置いていかないで。
私の記憶はそこで終わった。
茜色に染まる学園。
ステンドガラスの窓の内側に蒼い花が散らばり、その中央に彼はいた。
彼は泣いているように見えたが、決してすすり声なんてあげずに叫ぶように言った。
「大丈夫さ!キミがボクを忘れたって誰も怒ったりしない。
さぁ。早く逃げて!!」
赤い影は彼を包むように膨れ上がる。
嫌だ、逃げないよ。
置いていかないで。
私の記憶はそこで終わった。
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