闇夜に浮かぶ、煙草の火。

久しぶりにWeb小説を読破しました。

8本の煙草が綴る人生……。
書き慣れた文体が落ち着いたBGMを奏でていて読みやすいです。
読後の重い穏やかさが煙草の煙を吐く感覚と似ていて、普段吸わない方でもこの安堵に似た独特の感覚は共有できるのではないかなと思います。

殺伐とした現代社会から穏やかな日常に切り替わるまでの間。
疲れきった週末の夜に読んでほしい、名作です。

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