「きらきら」を取り出して、眺めて

 ヘルパーさんに語られる、話好きのおばあさんの思い出話。それらは、哀愁とか郷愁にも似て少しさみしい。すぎさってしまった夕焼けの美しさを、おばあさんだけは知っている。そんな「きらきら」が、この話には詰まっている。