霊力《チカラ》がいくら強くても、このキモチの強さには――

妖《アヤカシ》がいる。それは決して表には出ないが、霊力《チカラ》がなければ、狩ることができない――そんな世界で、圧倒的な霊力《チカラ》を誇る男、環《たまき》。
しかしながら、霊力《チカラ》がいくら強くても、その意のままにできない人がいた――その男、柚莉《ゆうり》。
妖を狩りながらも、環のキモチはいつも柚莉に向いている。
が、柚莉は――彼はそのキモチを知ってか知らずか、まるでベアトリーチェであるかのように、環のキモチをぐらつかす。
そして、揺れ動く環の胸中に乗じる、妖しの影――。

今、まさに佳境を迎える二人の物語。

ぜひ、ご一読を!

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