優しさは繋がっていく

 現実感がない、どこか夢の中のような違和感についつい読み進め、最後は夢から覚めるような納得のラスト。
 悪夢のような砂漠を彷徨い歩いた主人公は救われて、きっとたどり着きたい場所にたどり着けたのでしょう。
 彼女の選択は結果的に彼女を不幸にしてしまいましたが、彼女の優しさは結果的に彼女の救いになったのだなと。
 人生の選択は難しいけれど、どんなときでも優しさを忘れてはいけないと考えさせられるお話でした。

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