概要
蛍舞う想い出の場所であなたとさようなら
幼馴染で物心付いた頃から一緒だった太一と双葉。当たり前のように一緒だった2人は次第に惹かれ合い高校2年に付き合い始める。それから交際は続き25の夏。久しぶりに地元の夏祭りに行った後、想い出の場所へ足を運んだ。そしてそこで2人は夫婦となった。幸せの絶頂にいた双葉だったがある日突然、太一が病に倒れ僅か1年でこの世を去ってしまう。悲しみに暮れ立ち直れないまま時間だけが過ぎていった。そんなある日、太一の読みかけだった本から1通の手紙が出てきた。それは太一から双葉への遺言。そこに綴られていたのは最後まで双葉を愛し彼女を想った言葉。泪を流しながらも読み進める手紙の最後には2人の想い出の場所で最後のお別れをしようという約束だった。別れたくない。その想いが彼女を動かそうとしなかったが手紙を見ていると愛する彼
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