このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(213文字)
時計なんて、ありふれているものだと思っていた。目覚まし機能なんて、うっとうしいだけだと思っていた。けれどこの作品は、時計について考えさせられる部分がある。それだけにとどまらず、限りある命についても考えさせられた。
ですます調で展開される一人称語りのためでしょうか。 語り部は「私」ですが、そこにちょっとしたトリックがあります。 極限状態でのふたりの女性の支え合いがあたたかくもせつない物語です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(172文字)
とても纏まっていて読みやすい作品です。キャラクターも個性があり印象的。結末も納得できる内容となっております。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(424文字)
1話だけでここまでうまく纏まっているのが凄い。自分にはこんな短編は書けないからこそ、羨ましい......。
大切な人からもらった時計が出会って間もないけど大きな存在になった人に渡り、その時計が受け取った人の大切なものになる。 とっても感慨深いと思いました。所有者が亡くなっても大切な人と自分を繋げてくれる存在になったのだと思うとシリアスなお話なのに温かい気持ちになりました。 素敵なお話でした! これからも頑張って下さい!
企画より参りました。ファンタジーでありながら、天災を扱っでいるのは、なかなか面白い発送でした。私は、こういう部類はあまり得意ではありませんが、楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。これからも、期待しています。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(216文字)
地の文が少なく、大体主人公の考えていることと台詞の文が大体の文だったが、それが独特な雰囲気を醸し出していて良かった。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(185文字)
セリフの取り回しが可愛いけど書くところは力を込めて書いていて面白かった!。
自分がこれから先、生きていく上で抱える葛藤の一つを擬似体験した感じがします。南海トラフの予見なのかと最初は思ってしまいました。
途中から作品に入り込んでしまいました。罪悪感の果てという題名の意味が作品を読んでわかりました!
作品の中で起きる理不尽とその後をしっかり描いていて、登場人物達の心情を思うととても苦しくなります。そんな罪悪感の果てに、得た物がある。精一杯、生きて欲しいと思います。
筆者の読み合い企画【感想欲しい人あつまれ!】からきましたが、まさかこんな読書体験をすることになるとは。一見すると怒涛の展開についていけず、一体何が起こっているのかわからないのですが、それがまさに災害に遭った登場人物達の気持ちを体感させてくれる作りになっているような気がします。災害は本当にいつ突然遭うかわからない。そして、目まぐるしい状況変化になんとか適応しなければならない。それを読書をする中で体感させていただきました。サクッと、読めてしまうのに、ちょっと不思議な感覚を味わえる作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(58文字)
何となく生きていると何となく時間は流れて行くけど自分の物語がどこに行き着くのか真剣に考えて日々を過ごさなければ、大切な事にも気付けないのだなと、考えさせられました(個人の感想です)今、ボクが普通に出来ているそれら全ては、もしかし無くても、魔法の様に貴重な事なんだと気付きました——そんな作品を是非!