途中までエリーを推していたのですが、まさか死んでしまって───正直私もかなりショックでした。ですがそれを乗りきって、エリーの分まで生きていこうとする主人公の前向きな気持ちと、私自身の悲しさがない交ぜになり、私としてはかなり印象に残る作品でした。そもそも私はハッピーエンド至上主義なのですが、なるほどこういう結末もあってもいいのか・・・と染々と思ってしまいましたよ。
自分がこれから先、生きていく上で抱える葛藤の一つを擬似体験した感じがします。南海トラフの予見なのかと最初は思ってしまいました。
途中から作品に入り込んでしまいました。罪悪感の果てという題名の意味が作品を読んでわかりました!
一見、相容れぬような『地震』という現実的なテーマと『ファンタジー』な要素が上手く『世界観』という形に落とし込まれており。読みやすい文量で、上手く纏められている作品ですね。 導入から最後に向かって…続きを読む
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