自分がこれから先、生きていく上で抱える葛藤の一つを擬似体験した感じがします。南海トラフの予見なのかと最初は思ってしまいました。
一つの作品に命を込めて。
作品の中で起きる理不尽とその後をしっかり描いていて、登場人物達の心情を思うととても苦しくなります。そんな罪悪感の果てに、得た物がある。精一杯、生きて欲しいと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(127文字)
大規模地震の発生を前提とした、小規模なヒューマンドラマです。小規模といっても、そこに漂う日常感→絶望感→諦念→心理的復旧という流れの滑らかさには驚かされます。災害を扱ったものである以上、そこに…続きを読む
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