雪の結晶のように儚く美しく残酷な物語
- ★★★ Excellent!!!
誰かを助ける。誰かに助けられる。
それはいつの時代でも賛美される行為です。掛け値なしに素晴らしい物語だ。
では、誰かを助けられなかったとしたら? 目の前で死なせてしまったら?
それは悲劇だ。
たとえ死なせた本人から許されても。仕方がないと慰められても。
心に痛みを抱えてしまう。
苦しく辛い。でも生きなければいけない。
でも、この物語が続くならば書かれるのは辛さだけではないでしょう。
きっと希望が書かれるはずです。
私はそう祈らずにはいられません。
この物語の主人公に、幸が訪れることを願います。