なぜ彼女は、アップルパイを焼いたのか。
- ★★★ Excellent!!!
オーケー、今日はご機嫌なアップルパイストーリーを紹介するぜ!サクサクと読めるが、ポロポロと崩れるパイ生地がちょっと切なさを演出し、中身はとろりと甘いってやつさ。
アメリカ的な日常風景から物語ははじまる。
アメリカ人の夫、イギリス人の妻。
ステレオタイプなイメージが当てはまるように、これ以上ないぐらいビルはアメリカ人だし、ソフィアは絵に描いたようなイギリス人だ。
同じ国に暮らしていても、地方ごとに独特の文化や常識があって「うちではずっとこうしてた!」が原因でケンカになる事も日常茶飯事なのに、それが国レベルの文化の違いとなると、まあお察しだな。
夫婦の日常を壊してしまったのは、文化の違い。食文化の違い。トリガーを引いたのは、この日ソフィアが出した「〇〇〇入り」のアップルパイである……。
「〇〇〇だと!?」「アップルパイにはアイスだろう」「カスタードはどうしたぁ!」なんて反応をしちまったかい? お前は第二のビルになる素養がある、考えを改めろ。今すぐに、だ。
規模は違えどよくある話で、今日は君達が「とある夫婦」の立場になるかもしれない。まだ恋人同士の関係であってもね。そんな時この物語が示唆する教訓を知っていれば、解決の糸口になるはずさ。
ぜひ読んで、アップルパイに込められた愛の姿を堪能して欲しい。