真実と果実を包んで焼いた、確実で無実なアップルパイ。

ミステリが好きな主人公に訪れた、出会いと別れ。

そんなとある一日の喫茶店から物語は始まる——。

とんでもない彼氏に制裁を、とばかりに仕込んだ下剤。それをたまたま居合わせた自称 : 詐欺師の男がぱくりと食べてしまう。

思いきりのいい主人公のテリと、謎が謎を呼ぶ自称詐欺師の東雲さん。

事件か事故か、そんな出来事に巻き込まれながらも時は過ぎ——?

サクサクと進んでいくテンポの良いお話に、ついつい「もう1ピース」「もう1ピース」と気づけば一気にワンホール食べちゃってた!そんな物語。

謎は解けるのか。
テリのアップルパイはどうなるのか。

さあ是非とも、この物語の最初の1頁を。


最後に残ったものが如何に奇妙なことであったとしても。
それは真実となるのだから。

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