マイナーだけど重要な分倍河原の戦いを描いた希少な戦記

京王線/JR南武線 分倍河原駅のバスロータリーの真ん中には、嘶く騎馬にまたがった新田義貞像があります。その像は鎌倉の方を向いていて、まさにこの作品の最後のセリフを叫んでいるかのようです。

鎌倉幕府にとっては最後の多摩川防衛戦、いわばタバ作戦(笑)をどう新田軍は突き崩したのか?歴史的に重要なポイントでありながらあまりクローズアップされないこの戦いが、戦場内外の動きも交えてうまく描かれています。短編としてまとまっていますが、読後もっと読みたい!と思いました。



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