クソゲーの魂がサービス延命を願った時、それは世界のイレギュラーとなり…

 クソ企画から生まれたクソゲーの魂は、サービス終了からの延命を願った。
 その時に生じた歪みは、ゲームの外の上位世界にまで悪影響を与え、結果として上位世界を崩壊させるに至る。
 クソゲー開発者の1人である主人公は滅びの未来を変えるため、幻覚のような世界で時間遡行を繰り返し、クソゲーをまともなゲームに創り直してゆく。

 開発費、開発期間、収益性、クソ前任者、クソ荒らし、クソ役員――開発の上では様々な障害も存在します。
 そんな中で、ゲーム開発にとって本当に必要な要素は何なのか?
 トライ・アンド・エラーを繰り返し、時にはヒロイン(クソゲーの魂)や仲間(テストプレイヤー)にも教えられながら、主人公は開発者として成長していきます。

 全七話の創世記で努力、友情、勝利を魅せる職業モノ短編。