概要
限界集落育ち、渾名はナマズ。貧乏令嬢が『氷の王子』を絆して未来を掴む話
地方の貧しい弱小部族長家に生まれたリェーチカは、上京して首都の学校に通っている。
田舎者であることを理由に有力部族のグループから嫌がらせを受け、成績は赤点ギリギリだが、幸い頼もしい親友に恵まれて毎日楽しくがんばっていた。
そんなある日、ひょんなことから敵対グループのボスで『氷の王子』と渾名される有力部族長の息子・ユーリィを救ったことで、嫌がらせが止んだ。
ようやくまともに学園生活を楽しめるようになり、真剣に将来のことを考え始める。そのうえ、なぜかユーリィとも個人的に絡むようになったリェーチカは、彼が抱えているトラウマを知り――……。
凍てついた心を融かすのは、温かな春の風。
魔法学園で動物と戯れながら未来を描く、青春と成長の物語。
●差別等の精神的な加害表現があるので苦手な方はご注意く
田舎者であることを理由に有力部族のグループから嫌がらせを受け、成績は赤点ギリギリだが、幸い頼もしい親友に恵まれて毎日楽しくがんばっていた。
そんなある日、ひょんなことから敵対グループのボスで『氷の王子』と渾名される有力部族長の息子・ユーリィを救ったことで、嫌がらせが止んだ。
ようやくまともに学園生活を楽しめるようになり、真剣に将来のことを考え始める。そのうえ、なぜかユーリィとも個人的に絡むようになったリェーチカは、彼が抱えているトラウマを知り――……。
凍てついた心を融かすのは、温かな春の風。
魔法学園で動物と戯れながら未来を描く、青春と成長の物語。
●差別等の精神的な加害表現があるので苦手な方はご注意く
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!そこに歴史があり文化がある。その苦難の重みを、背負わされたのではない。
私がこの作者様を知った最初の作品は、この作品の派生元「幸福の国の獣たち」でした。
そちらを読んで、作品の骨子として走る世界設定、地理や宗教や民族といったまさに「世界」がしっかりと作られているさまに衝撃を受けたものです。
当時私がそちらに書いたレビューが、こんな感じなのですが。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218854089964/reviews/16816452219769284718
本作「雪を解いて春を招(よ)べ」においても、その物語を支える歴史や文化がどっしりと根ざしています。残酷なほどに。
物語の舞台、複数の民族によって成り立つ北国ハーシにお…続きを読む