動かずにいる人々と一本道をもとめる彼女。

自己の肉体から抜け出せず、後ろを向いて閉ざされた世界でおなじことを繰り返す人。
アルゴリズムとよぶべきか、はたまた宿命なのか、疑いもなく歌を求め、ふさわしいハードというか体を得て閉ざされた世界から飛び出すエルフ。
両者を対比して差を探してしまいました。
エルフの自己や他者の認識の仕方の描写、結末に向かう過程が見事でした。

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