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概要
毎日消していた迷惑なラクガキは、ある日突然動き出しました。助けて下さい
〝駅前は大いなるキャンパスだ〟
街のギャング達はそう言いながら毎夜のように絵を描く。
それを消すのは業者の仕事、どんなに上手い絵でもガラクタのような絵でもラクガキはラクガキ。業者の手間が増えるだけ。
19歳の若さで落書き消し業者を一人立ち上げた青年コレオンは、好きな事を仕事にしたつもりだったが日々疲労と苦難に肩の荷を乗せていた。いつものように夜中落書きを消していると、洗剤の残量が僅かな事に気付く。直ぐに行きつけの店を訪ねるといつもの店主がいない。
「あれ、おばちゃんは?」
「死んだよ。」
冷めた目で〝死んだ〟と告げる少女は店主の孫娘だと言う。
「おばあちゃんがあげるってさ」
渡されたのは一本の大きなデッキブラシ。
「..なんだよコレ、何に使うんだ?」
「決まってるでしょ?
ラク
街のギャング達はそう言いながら毎夜のように絵を描く。
それを消すのは業者の仕事、どんなに上手い絵でもガラクタのような絵でもラクガキはラクガキ。業者の手間が増えるだけ。
19歳の若さで落書き消し業者を一人立ち上げた青年コレオンは、好きな事を仕事にしたつもりだったが日々疲労と苦難に肩の荷を乗せていた。いつものように夜中落書きを消していると、洗剤の残量が僅かな事に気付く。直ぐに行きつけの店を訪ねるといつもの店主がいない。
「あれ、おばちゃんは?」
「死んだよ。」
冷めた目で〝死んだ〟と告げる少女は店主の孫娘だと言う。
「おばあちゃんがあげるってさ」
渡されたのは一本の大きなデッキブラシ。
「..なんだよコレ、何に使うんだ?」
「決まってるでしょ?
ラク
読んで頂いた方、誠に感謝奉りまする。
(あまり歴史物は書きません)
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