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  • 前田敦子がAKB後、変化球的な映画に続々と出演していったのも、自分の資質をよく見極めてのことかもしれませんね。個人的には「旅のおわり世界の始まり」の主演が良かったと思いますが、例えば映画をジグソーパズルとみなしてピースを演じるのに徹していた「町田くんの世界」の置き屋の遣り手婆的な女子高生など、なかなかにキャリアが活きていると思わされました。
    あと、「死なないセレンの昼と夜」購入しました。楽しみに読ませていただきます。

    作者からの返信

    なるほど。いつもながら慧眼ですね。機会があれば、チェックしてみないと……ああ、また積み残しが増える。
    「セレン」、ご購読ありがとうございます。そちらの問題もあるんだなあ……地道に売っていかないと。

  • 炸裂してますね。ぼく自身はこの映画は大学時代に友人とレンタルビデオで借りて見たのですが、早見先生仰るところの「異様さ」にポカーンと口を開けたまま置いていかれたと言う印象でした。「サティスファクション」の何かを駆り立てるような響きが印象に残っています。あの当時は「台詞の伝わらない、異様な演出」でしたが、今は原田眞人監督作を始め、「観客とのコミュニケーションを想定してない演出」も幾つかで見られるので、今にして見直してみたら違う印象があるかも知れませんね。

    作者からの返信

    この炸裂をするが故に、本稿を書いた、と言っても過言ではない、と言えます。たぶん私の中のどこかで、「こういうものを観たい」という希望があって、こういう風に観てしまったのだ、とも思います。ですから、貴方がいま観ても、私と同じような感銘を受けるかどうかは分かりません。それは貴方の問題ではなく、あくまで私の個人的体験の問題、と言えるでしょう。私はあと、そうですね……20年もすれば死ぬでしょうが、この体験は、うまく説明できなくとも、後悔はありません。何しろ……というので、数日後に新稿の部分を補っています。それらも合わせて、何か感じ取っていただければ幸いですが、無理は言いません。つみきみほをしのぐ(あくまで私の中で)女優は、探してみました。秋元才加とか、平手友梨奈とか……どちらも実力のある方々だ、と思いますが、鞍替えには至りませんでした。すでに私の中では、実在のつみきみほさんを超えてしまっているんじゃないか、と思うこともあります。そういうのを、世間では「バカ」と言います。ですから、他人様にお勧めできる所業ではない、としか言えないことを、お許し下さい。

  • 遂に「つみきみほ篇」が始まりましたね。早見先生のファム・ファタール。自分の人生を変えちゃうほどに影響を受けた女性に、ぼくはしかし早見先生は出会えているだけマシなのではないかと思います。ぼくも五十数年の人生の中で、有名無名含めてたくさんの女性に出逢いましたが、人生を変えちゃうほどの出会いはなかったかと。今の生活を幸せと呼ぶのなら、それはひとつの成功例かも知れませんが、でもやっばり破滅的な恋とかしてみたかったと思うし、先生のように人生の重大な起点になっちゃった例を羨ましがる気持ちは隠せないのです。あ、そうだ。ぼくを競馬にのめり込ませた牝馬、ファレノプシスがいた。彼女がぼくのファム・ファタール?

    作者からの返信

    始まってしまいました、「つみきみほ篇」。でもね、ファム・ファタールは男を破滅させる毒婦です。まあ、私の人生が「終わった」のかもしれませんが、いまの私を、私はなんら後悔していません。今週金曜(10/8)に発売される「死なないセレンの昼と夜」(電撃文庫)に至るまでの道を、そしてこんなに長大な少女ヒーロー論を書けるのは、みんなつみきみほのおかげだし、おっしゃるように、「出会えているだけまし」なのであります。
    ところで、ひとつ気になったのですが、身の回りの少女好きには、ちょくちょく競馬ファンがいるんですよね。そういうことなのかもしれません(どういうことかは分からないけど)。
     それと、「少女ヒーロー読本」を、紙の本でお読みの方は、つみきみほの章、あっと驚くことになりますので、よろしくお願いします。

    編集済
  • お久しゅうございます。

    そうかなあ、そんなに悪かったかなあ。ぼくはこの映画結構好きで、特に丸山昇一脚本の数々の台詞の良さ、(「親子丼だね」など)には唸らされた覚えがあります。ボディースーツにしても、「今、セーラー服は学園の戦闘服だ!」の時代から時が経ったことの象徴として見れば、ぼくの中ではアリだったもので。出渕裕デザインで評価が甘くなってるのかも知れませんが。

    作者からの返信

    うーん……これが『スケバン刑事』でなければ、私も、もっと好意的に見られた、と思うんですよ。「等身大の正義」、というのは、「あなたもヒーローになれる」ですよね。それは孤高の麻宮サキにアプローチするためには、認識の困る所なんですね。あと、この連載では語らないと思うんですが、「バトルロワイヤルII」も私は嫌いで、深作健太監督と私は、相性が悪いんですよね……。

    編集済
  • 小中千昭氏の脚本作品、お好きですよね。ぼくは「ウルトラマンティガ」の脚本から入ったクチなので出会いは遅いのですが、「ティガ」と「デジモンテイマーズ」でどっぷりと浸ってしまいました。あのハードな世界観と、理屈っぽいストーリー展開は中毒性がありますよね。と言いながら、一番好きなのは中田秀夫監督の「ガラスの脳」の脚本だったりするのが面白いところです。

    作者からの返信

    小中さんはまだそれほど忙しくなる前に、私の主催する横溝正史ファン倶楽部「横溝島」でお逢いしました。一緒にホラー・アンソロジーでも競作したホラー仲間でもあります。中毒性というのは、分かります。同じアニメで脚本を競作しましたが、小中さんの脚本は美しいんです。脚本の最初から、美しいんですね。「ガラスの脳」は、偶然にも先月、ソフトが届いた(注文はしていた)ので、これから見られます。楽しみです。

    編集済
  • 「エコエコアザラク」と「富江」、あと「催眠」とで菅野美穂を知ったぼくなどは、そう言うのの専門の女優さんかと思っていました。後日普通のドラマに普通に出ててびっくりしました。関係ないですが「NUDITY」買ったくらいのファンです。

    作者からの返信

    ファンの方には釈迦に説法ですが、ファンでなくても読んでいる方がいらっしゃるようですので、当たり前のことを書きます。菅野美穂はもともと「桜っ子クラブさくら組」というアイドルグループの出身で、ドラマの仕事は出来映えを期待されていなかったようですが、「イグアナの娘」の主演で何かに目覚めたように、「そう言うの」をこなしていきます。Wikipediaでは「出演する番組など、周りの環境に合わせて色を変えるように演じ分けていることから、「カメレオン力」を持っているという評判がある。」だそうですが、それによって俳優としての寿命を延ばしていますね。同じような女優に、ともさかりえもいますね。早々と「金田一少年の事件簿」でのイメージを捨てて、性格俳優への道を歩み、結果として普通の役もやれるようになった。……それはそうと、『NUDITY』お買いになりましたか。ファンですねえ。

  • アンドロメディア…なんだか「クルクルくりん」みたいな話ですね。そこのハードSFファン、笑わないように(笑)。三池崇史監督はぼくはどちらかというと苦手な監督さんで、唯一好きな映画が「神様のパズル」というマイナーなアイドル映画という。息の長い活躍には敬服してますけど。

    作者からの返信

    誰にでも、苦手な監督、っていますよね。私は園子温監督の作品が、どうしても受けつけません。「神様のパズル」……興味が湧きますね。ちょっと調べてみましょう。いつもながら、ありがとうございます。

  • 大河原孝夫監督はその後、ゴジラvsシリーズのメイン監督になりましたが、彼の資質が最も良い形で出た作品は、森下直氏の城戸賞受賞作を映画化した「誘拐」だったように思います。本作は脚本の良さは勿論のこと、受け止める演出側もかなり力が入っており、結果としてかなりの良作となっていました。

    作者からの返信

    なるほど! ありがとうございます。勉強になります。
    それと、応援ありがとうございます。励みになります。
    (別に2段を揃えたかったわけではありません)

  • 康珍化さんと言えば、観たら誰もが語りたくなってしまう名作(迷作)「稲村ジェーン」の脚本がありますね。久しくDVD化されてなかったのですが、いきなりBlu-ray化されたので買い求めました。音楽映画としてはそこそこ良く出来ていたとは思うのですが…甘いでしょうか?

    作者からの返信

    甘い、ということは、ないと思いますよ。音楽映画としても、桑田佳祐の初監督作品としても。ミュージシャンの監督作品、と言えば、米米CLUB・石井竜也の『河童』がありますが、あちらは惨憺たるものでした……って、関係ない話になってしまってすみません。Blu-ray は、いま買えないんですが(別の重要なDVDを買ってしまった)、ちょっと食欲をそそりますね。

  • 「少女コマンドーIZUMI」については、ぼくは本放送以来見返してないので記憶の薄いところもあるのですが、いちばん覚えているのが「洗濯機って全自動と二層式の、どっちが経済的かな」だったりするので、当初のハードボイルド路線から路線を変更したスケバン刑事風学園ノリでも結構楽しんで見ていたのだと思います。あと、A-JARIへの言及が嬉しい。未だに時々引っ張り出して聴いています。でも確か、「セーラー服反逆同盟」もA-JARIでしたよね。

    作者からの返信

    これが見直してみると、意外によく閉まったノリなんですね。全15話中、「組織」がからんでいない話は、厳密に言うと2話しかないし、初期の方でも、恵子といづみの対決は、一方がのこぎり状の歯がついたカチューシャ、一方がサイレントソー(チェーン状のノコギリ)となっていて、そう悪くはないんで、やはり私に見る目がなかった、と思います。
     A-JARI はおっしゃる通り、「セーラー服反逆同盟」の主題歌も歌っていますが、「いづみ」では劇伴、というと怒られるのか、つまりサントラを全部担当しているようです。これがまた絶品なので、ヤフオクで、かみさんには内緒で買いました。それくらい高いものですが、価値はある、と思います。


  • 編集済

    いやあ、「プルシアンブルーの肖像」良いですよねえ。ぼくはシナリオの西岡琢也がきっちりと物語を作った(しかも安全地帯の持つ如何わしさコミコミで)のが成功の原因かと思います。あとは誰が監督しても良い。今の多賀監督の焦点の合わない演出だと、見た方が自分の映画として勝手に組み替えてしまうのだと思います。俺バージョンの「プルシアンブルーの肖像」がいちばん面白いぜ。って。

    小学生の恋愛もので思い出した映画があります。「トイレの花子さん」1995年公開、松岡錠司監督(バタアシ金魚)です。この映画では花子さんは子供の守護神のような存在で、現実の悪意に立ち向かう少年少女たちを見守っています。前田愛・亜希姉妹も出ているし、ストーリーも演出もしっかりしてるし、もっと取り上げられても良いのになあと思っています。ぼくはLDを持ってましたが、もう見れません。こういうジャンルも、少女ヒーロー映画といって良いでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! 脚本の巧みさに触れた方は、私の知る限り、あなただけです。確かに、安全地帯、というか玉置浩二のいかがわしさを生かし切った物語ですね。自分の「バージョン」を作ってしまうのだ、というご指摘も、なるほどなあ、と思いました。いま書いていて気がついたのですが、多賀英典が監督である最大のメリットは、玉置浩二のスケジュールを押さえられた、ということではないでしょうか。ずっと後の方で触れる「アンドロメディア」などと比べてみると、あるいは前の方に書いた「伊豆の踊子」などを見ると、主役を押さえることの大事さが、よく分かりますね。いずれにせよ、今後ともよろしくお願いいたします。