概要
猿とタイプライターがあれば今日から小説家になれるかもしれない……
暇を持て余した私は小説家になろうと思い、猿とタイプライターをかったのだった。
☆☆☆なろうデスゲーム生還歴2回☆☆☆
まだ生きています!!!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!書くか、書かざるか。それが問題だ。
もし猿がタイプライターをランダムに打ち続けたら、いつかはシェイクスピアの作品ができあがるだろう。そんな話がある。(ちなみに「無限のサル定理」というらしい。)
『タイプライターと猿をかった話』は、その定理をモチーフにした作品だと思われる。
***
物語は奇妙な実験の様子からはじまる。
暇つぶしと称し、「私」は猿に小説を書かせようと思い立つ。
猿とタイプライターを購入し「タイプライターを叩きなさい」と命令する。
だが、猿はタイプライターを叩くどころか机を蹴飛ばしてしまう。
読み進めていくうちに、なんだか奇妙だぞと思いはじめる。
突然「猿の言語」で話し始める猿。
その猿とあまりにも自然…続きを読む