概要
二つの石が、二人の運命を導く。
サラには過去の記憶がなかった。
三ヶ月前、森の中で一人で目覚めた時、それ以前の記憶が全て失われていた。
小柄で可憐な少女の見た目に反して、驚異的な身体能力を持っていたサラは、やがて、剣士として生きていく事を決める。
そして、失ってしまった自分の記憶を取り戻すため、あてもない旅を続けていた。
内戦の続くナザール王国において、傭兵に志願しようと赴いた王都で、サラは、ティオと名乗る奇妙な外見の青年と出会った。
ティオと二人、傭兵の試験に受かったサラは、その剣の腕で傭兵団の団長となり、一癖も二癖もある荒くれ者の団員達を率いていく事になる。
そして、次第に、サラは、ティオと共に、ナザール王国の内戦の渦中へと踏み込んでゆき、秘められた大いなる陰謀に巻き込まれていく。
『第十三章 野中の道』
「第
三ヶ月前、森の中で一人で目覚めた時、それ以前の記憶が全て失われていた。
小柄で可憐な少女の見た目に反して、驚異的な身体能力を持っていたサラは、やがて、剣士として生きていく事を決める。
そして、失ってしまった自分の記憶を取り戻すため、あてもない旅を続けていた。
内戦の続くナザール王国において、傭兵に志願しようと赴いた王都で、サラは、ティオと名乗る奇妙な外見の青年と出会った。
ティオと二人、傭兵の試験に受かったサラは、その剣の腕で傭兵団の団長となり、一癖も二癖もある荒くれ者の団員達を率いていく事になる。
そして、次第に、サラは、ティオと共に、ナザール王国の内戦の渦中へと踏み込んでゆき、秘められた大いなる陰謀に巻き込まれていく。
『第十三章 野中の道』
「第
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!失われた文明というスケール
の大きさに圧倒される作品でした!
ファンタジーを思い出す壮大な世界観は読んでいて胸が弾みますね!
主軸を謎多き2キャラにしているので、私が読んだ序盤では、様々な憶測をするに留まるしかない状態ですが、読み進むたびに世界の輪郭が見えてくるようで、物語を読む上での醍醐味を十分に味わう事ができます!
魔法、という概念はあるものの簡単に登場させるようなものではなさそうな展開であり、今後どのように絡めてくるか期待できるという贅沢な楽しみ方が可能!
初期設定が上手に生かされており、結果として主人公の目線が読み手と同じ方角に向いているので、読みながら混乱することもありません!
そんな石が繋ぐ不思議なファ…続きを読む