キャラは勝手に動くのか③
なんかスラスラと書けるのは私が天才だからなんかではもちろんなく、すでに何回も擦られてきたネタだから私の見識もそれなりにあるからである。たぶん。でもって前回は勝手レベル4まで説明し、逆に勝手の動かない人ってどういう感じなのかを想像してみようという最後であります。
そんなもん、最初っから計算づくだからです。
それか勝手の定義が違うだけだ。キャラ動シリーズの最初に書いたように、本当にキャラの絵だけを書いて、さあ動いてストーリーをつくれ! と放置しても動きはしないとかそういうレベルのことかもしれない。オカルトっぽいという表現がでてくる場合はそういう認識で勝手を想像していると想定すると根底から決定に着底もうやめてえである。ヨー。
なので前者の計算づくとは。
やってることは同じなのだが、単純に作話前の段階から全て言語化できるタイプなのか、無意識下で行っているのかの差が、動く動かないに相当するのだ。たぶん。分からんが。
ミステリ作家さんとか、よくキャラが動くとかないっていう気がする。主観だ。まったく調べてないので偏見である。だが、理詰めで作っていくパズラータイプなんかだとキャラの動き方まで重要だったりして、結果キャラが勝手に動く状態と認識されないのであろう。
まあ実際、勝手に動いているわけではない。
私とて無意識下で考えてるのだ。たぶん。分からん無意識下でお腹すいたとかしか考えてない可能性も非常に高く思える。いつだってぺこちゃんです。
ただこの、計算づくっていうのが私はすごく苦手である。
なんてことだ。分からんのと分かるのを整理していたら、クリティカルな問題にぶち当たってしまった。よいことである。
計算づくが苦手というのは、私は私の想像を超えられない問題です。悔しい。
これとこれとこれを組み合わせて、こういう行動とこういう行動でギャップをつくって、とか、そういう計算高くキャラを作るのがすごくすごく苦手なのです。 これは本当に改善しなくてはいけない問題かもしれない。
根本的に私の創作スタイルでは物語の開始直後はキャラの名前くらいしかない。下手したら名前もない。地の文を作成するにあたり便宜上の名を付与しているくらいの感覚です。我ながらひどい。
物語の大筋と大雑把な世界設定だけがあり、そこで事前に決めておいたフラグイベントに遭遇させ、都度なんかしらの反応がでてきて、それが設定した世界の常識なのかキャラの嗜好なのかを判別し、キャラ表が埋まっていく。
なので、書き始めたときの好みや思考、世界情勢などなどがモロに反映され、なんか私の想像を超えてこない。
……いや想像を超えてこないの当たり前だな!?
だってそうですよね。計算して自分の好みの外のものを書いてないんだから。あ、好みのなかには嫌いも含まれておる。ここは大事。それくらいは計算しておるがそれくらいしか計算していないともいえる。悲しい。
よくキャラの年表を作れなんて話を見聞きするが、私は一回しかしたことがない。
なぜなら、使わない設定を書いても意味ないと思っているからである! もちろんいばることではありません。でも年表をつくる作業にしても、何かしらの意図を加えない限りは、それこそ勝手に決まると思う。分からん。決まらん人もいるかも。
でもイベントAとイベントBを年表に書いて間を自然に感じるように埋めるだけだと考えたら、わざわざ書いておかなくても話の中にでてくるはずである。すべての設定は物語に寄与するのだから。と、いうことは――。
既存の人気キャラを細かく分析して好かれてる要素だけ切り出してつくれば――!
それができればやっておる。できないのだ。なぜか分からんけど。
計算づくでできる人、マジでどうして創作というか作話できるのか分からん……。
創作のナゾ λμ @ramdomyu
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