KACの思い出2023
締め切りが来ましたね、KAC。昨年も振り返ったので(https://kakuyomu.jp/works/16816452220440358393/episodes/16816927862028982573)、今年もしてみようと思います。
二年目、お題数も減ったということで楽に考えていました。昨年は「将棋小説にしない」と決めていたのですが、今年は何でもありのつもりでした。それがまさかこんなことになるなんて……
1. 日本最後の本屋さん お題「本屋」
https://kakuyomu.jp/works/16817330653862451161/episodes/16817330653862665591
昨年は一作目が一番読まれませんでした。テーマが二刀流でタイトルが「夢見る四刀流」は凝りすぎでしたね……。今回はいたってシンプルなタイトルに。こだわりポイントは「本屋で始まらないこと」です。「たまたま本屋に行って……」という始まりの話が多いだろうと考えたからです。実は本屋で人と知り合うことは少ないですし、女性からはナンパ目的で近づく人が多くて困ると何度か聞いています。そんなわけで「たまたま遭遇する(会話しない)」話にしました。
結果的に今回で一番星が多い話になりました。ありがたいです。
2.今日の綿縫九段は全部がもふもふしている お題「ぬいぐるみ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330653951988904/episodes/16817330653952008965
ぬいぐるみと言えば渡辺名人。と思って、ここで将棋小説を解禁しました。本人的には伝家の宝刀のつもりだったのですが、一番評価低かったです(笑) 実はこの一年でも、長編では将棋小説があまり読まれなかったんですよね。将棋小説家としてのアイデンティティが……
3. 月面墓地ができた理由 お題「ぐちゃぐちゃ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654078161220/episodes/16817330654078333346
私は気を抜くと人間を滅ぼしています。童話のようなSFになったのですが、意外と好評。「月面基地」と見間違うのを期待したのですが、効果はあったでしょうか。これはあまり受け入れられないのでは? と思っていたのでほっとしています。
4. オリンピック深夜の部・散歩10キロメートル お題「深夜の散歩」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654175164416/episodes/16817330654175429323
今回の裏テーマは「タイトルを魅力的にする」でもありました。これまでシンプルなものが多かったですが、KACは短期で読まれるのが目的となりますし、目を引く必要があります。前回は「Ⅲ型ちゃんの眼球になりたい」が一番のヒットでしたが、やはりタイトルの力が大きかったと思います。
とはいえ、本作がうまくいったかは不明。オリンピック競技としてはそれほどインパクトないですからね。ここから、「タイトルチャレンジ期間」に入っていった気がします。
5.腕相撲で負け続けた俺は お題「筋肉」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654260244675/episodes/16817330654260261130
実は一番難しかったお題。というのも、筋肉で面白い話ってすでにたくさんあるんですよね。というわけで、私が苦手な恋愛をモチーフにしようとしたのですが……うまくいったかなあ? タイトルはあえて言いきらない形で、お察しの通り漫画っぽくしてます。
6. 7の倍数と7の付く日は不運になる鍋島くん お題「アンラッキー7」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654380050790/episodes/16817330654380065059
「ラッキー7」が来ると予想していたので、ほぼばっちりでした。あと、実は「賢いヒロイン中編コンテスト」に向けて、「4の倍数と4の付く日に天才になる彼女」という話を書き始めていたんですよ。断念したんですが……。元ネタは言わずと知れた世界のナベアツさんのネタ……のつもりだったのですが、いただいたコメントを見ると意外と知られていないのかも? と調べたら15年前でした。ひゃー。この発想はオリジナルではないのです、すみません。
7. 辰田先生いいわけRTA Part1/? お題「いいわけ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654466383462/episodes/16817330654466397455
最後なんで、動画っぽいタイトルに挑戦しようと思いました。RTAと言えばゲーム動画によくあるやつですが、登山動画などにもあります。ガチで時間を競っているものから、ガバガバなものまで。そんなわけで通じる人には通じれば……と思ったのですが、初動は意外とよかったです。しかしPVがピタッと止まりました。これはタイトルのせいなのか作品のせいなのか、KACが終わっていくからなのか。
全体を振り返ると、昨年よりも「ギミック寄り」の作品が多くなりました。普段長編ではあまりふざけていませんから、短編ではっちゃけようとしたのかもしれません。それと、777字作品はありませんでした。書きたいことに対しては短いですし、ショートショートとしてはちょっと長いのです。777字縛りで続けている人もいて、尊敬します。
そして「日本最後の本屋さん」が、☆の最多記録を更新しました。ありがたいです。全体的に去年よりは上位に行けるようになったのですが、ベスト5とかは本当に遠いですね。来年はそこにもチャレンジできるぐらいになれるよう、腕を磨きたいと思います。
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