#fin「コト」の顛末
「拝啓、母親へ。私は今あまりの羞恥で死にそうです、助けてくださっ…ておい勝手にウィンドウ閉じるなァァァ!!」
「何でわざわざそんなメッセージなんて送るのよ、堂々言えばいいじゃ無い…くどいなぁ。」
私たちは結局のところ付き合った。決め手は部屋の角とかに置いてたカメラとマイクが一部始終を捉えてたもんで、幼なじみがまあとんでもない暴露と行動を起こしてたことを知った。いやまあ可愛いから許すけどさ、私は寛容だから。それより魔法の出番が少なすぎるしもしこのやり取り誰か聞いてたらほんのわずかなご都合のために生み出されたとか言いそうだな、ちょっとこえーわできれば私にクレームは無しでお願いしたいんだけれど。
「それで、今日の予定はどうなの?ひ、な、ちゃん。」
言葉が終わると同時に
『ガチャリ』
と、鍵の音がした。
悲報、閉じ込められました。 村崎 紫 @The_field
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