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概要
きっと私は忘れないだろう。朽ちた、その後も。
栄える大陸から遠い場所。近年やっと〝運〟が薄くとも辿り着ける可能性が高くなった島国。大陸とは文化も宗教も違うが、最も特徴的なのは〝魔術〟という御伽の話を信じている事。魔術を扱える人ならぬ存在〝魔術師〟と呼称される者があり、その魔術師が、素質さえあれば普通の人間でも魔術を扱えるように力を込めた道具を〝魔道具〟と呼ぶ。そして、その魔術師を扱える者を〝魔術師から力をお裾分けされた者〟、通称〝魔術師の裾〟という。
両親を失った幼い〝魔術師の裾〟ヤヤネは魔術と親が残した牛、タロで近隣の畑の手伝いをして貧しくとも懸命に生活していた。ある日、〝魔術師の裾〟を纏める〝魔術師協会〟からこの島そのものともいわれる〝聖樹〟への参拝行事への参加を提案され、それを受ける。
そして、小さな彼女と参拝の仲間との、たった数ヶ月の旅が始まる。
両親を失った幼い〝魔術師の裾〟ヤヤネは魔術と親が残した牛、タロで近隣の畑の手伝いをして貧しくとも懸命に生活していた。ある日、〝魔術師の裾〟を纏める〝魔術師協会〟からこの島そのものともいわれる〝聖樹〟への参拝行事への参加を提案され、それを受ける。
そして、小さな彼女と参拝の仲間との、たった数ヶ月の旅が始まる。
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