ジャンヌダルクの崇拝が、国を救う……?
現代と異世界を自由に行き来出来ちゃった主人公。
彼は、扉の向こうの異世界で救国の聖女ジャンヌダルクと出会う。
彼女を救うため、彼は軽い気持ちで手を差し伸べる。
それが、現代の主人公の大切な幼馴染を世界から消してしまうと知らずに。
幼馴染を取り戻すために、ジャンヌダルクを聖女に仕立てる。
しかし、主人公は、ジャンヌダルクは聖女と謳われたのち、魔女として処刑されることを知っていた。
幼馴染を救うため、ジャンヌダルクに死が待つ未来を歩ませる。
暗い気持ちを抱きながら、彼は武器商人から成り上がりを目指す。
百年戦争の終わり、火炙りに処されるジャンヌダルクの身代金を稼ぐため。
この成り上がり、歴史の重みに引き込まれます。
現代と過去、現代に生きる主人公と過去の偉人ジャンヌダルクが出会うことで起こる歴史改変が素晴らしい。
歴史の謎とミステリーのコラボは読むのが止められないほど、マッチしています。
以前までひとこと紹介を
「武器商人、幼馴染を救うため、ジャンヌダルクを聖女に導く~歴史と謎添え」としていました。
しかし、物語を読み進めていくうちに、ジャンヌダルクちゃんの主人公に対する崇拝と、それに垣間見える狂気こそがこの作品の推しなのでは! と思いました。
なので変更させて頂きます。
貴方も、ジャンヌダルクの未来を、歴史の改変の一瞬をお見逃しなく!