チョコの魅力と高度なドラマ性を堪能出来る1作

ある天才とその親友の生涯をドラマティックに描いた部分。
そして、チョコレートがどうにも食べたくなるような、臨場感溢れる描写。
この2つを極めて高いレベルで楽しむことが出来るほど稀有な作品です。

普通こういったタイプの作品は、どちらかが添え物のようになってしまうのですが、この作者様は臨場感溢れる文章とハイレベルな構成、演出力でどちらも楽しませてくれます。

そのため、先に進む手が止まらず、あっという間にラストに行き、私は…涙ぐんでしまいました。

読んで頂いて決して後悔はさせません!と自信を持ってオススメ出来る1作です。

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