一服の清涼剤。はて、僕はなんで『書きたい』と思ったのであろう?という初心に返してくれる指南書です。心にこびりつく魑魅魍魎を引き剥がし、求める日輪は上天にある、そんなごく当たり前のことを思い出させてくれる書です。道に迷ったとき。心の平常を失いそうなとき。この書を取ってみては。書を愛する全ての方にお薦めしたいです。ココロ、軽くなりますよ!
「カクもヨムも、他人にどうこう言われたくない」そうですね。同意します。そこに伴う責任として、当然、批判と公序良俗フィルターによる淘汰に耐える義務があります。カクさん、ヨムさん、ダスさん(出版・運営)の三者がともに、今やその審判を、断罪を、受ける段階にきた。その覚悟を、分かり易く問う創作論、社会論です。ログが残る以上、功罪ともに記録されることを、忘れてはいませんか?
前回作者様は、ウェブ小説の遥か昔に発足したファンジンについて詳しく言及して下さりました。 今回のエッセイはそこから時代が下り、現代のウェブ小説に繋がる道筋を、様々な事実に基づき考察して下さった内容です。 このエッセイで真に重要なのは、後半部分からの我々への呼びかけです。ウェブ小説のテンプレものが隆盛を誇る下地があれど、それが真に流行してしまった原因を、このエッセイははっきりと我々に突き付けています。 ウェブ小説に関わる者たちは――読者であれ作者であれ――この内容から目を背けず、心に刻むべきでしょう。
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