前回作者様は、ウェブ小説の遥か昔に発足したファンジンについて詳しく言及して下さりました。
今回のエッセイはそこから時代が下り、現代のウェブ小説に繋がる道筋を、様々な事実に基づき考察して下さった内容です。
このエッセイで真に重要なのは、後半部分からの我々への呼びかけです。ウェブ小説のテンプレものが隆盛を誇る下地があれど、それが真に流行してしまった原因を、このエッセイははっきりと我々に突き付けています。
ウェブ小説に関わる者たちは――読者であれ作者であれ――この内容から目を背けず、心に刻むべきでしょう。