読み終わった後、ポカーンとしてしまった。現実と物語の境界線が分からくなったのだ。デジャヴ、なんて言葉があって、行ったこともないのになんだか見覚えがあるとか、知らない人なのに知ってる気がするとか。そういう不思議は誰しも一度くらい経験があると思う。けど、これは?一周前の人生の記憶を持っている?、なんてことを考えながら。不思議が謎であり書き手の中の何かを刺激する……そんなお話。