主題と構成の合致

この小説は、引きこもる息子を抱える母が語り手です。

母は、引きこもる息子が何を考えているのか分からなくなってしまいました。

その息子が行動を起こす。すると母は息子が何をするのか分かりません。

読者は、母の苦悩を追体験すると同時に、先の展開が読めないという良質なドラマを味わいます。

主題と構成が合致した完成度が高い短編です。