傷だらけの眼鏡と心。その二つを癒してくれたのは、優しい月の光でした

頭痛に悩まされている女子高生・澄花を助けてくれたのは、月のような美しい青年でした。

銀縁の丸眼鏡をつけた彼に誘われ、澄花が辿り着いたのは古めかしい佇まいの店。その店が取り扱っていたものは、溜息をつくほど美しいレンズたち。
しかし、ここは普通の眼鏡屋ではなかったのです。

一つ一つの話が独立した短編のように洗練され、不思議な世界観に優しく連れ込んでくれました。魔法や現代ファンタジーが好きな方におすすめです。

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