人が生きること、没することに触れ、不思議な人の縁を感じさせる物語

殺し屋の引退年齢は早い。世間に誇れる仕事ではないかも知れないが、それは体を酷使する故、仕方のないことないこと。
深夜、殺し屋業から引退をまじかに控えた一人の男が完璧な仕事をこなすはずだった。
だが、その夜は勝手が違った。一人の目撃者によってプロの殺し屋、藤井は女子高生である燈梨を連れて帰らざるを得ない状況に陥る。

この女子高生、色々と訳アリのようで、目撃されたからと簡単に始末するわけにはいかない。
藤井の弟子である舞韻も加わって不思議な捕虜との同居生活が始まる。


殺し屋という人に死をもたらす存在が語る生きる意味。人の死を見て、醜さ、苦しみをよく知る男だからこその重みがあります。
日常パートはほっこりしたり、温かな気持ちになれたり、辛い過去を知って心を締め付けられたりと忙しく、そして楽しめます。時々ニヤニヤもできます。

また作者であるSLX-爺様は車に詳しく、そしてすごく好きなんだろうなと思わせる描写があり、車が好きな方はきっとそこでも楽しめると思います。

現時点で26話まで読み終えてのレビューとなりますので、この先に待ち受けている展開をまだ知りませんが、どんな結末が待ち受けているのか非常に楽しみです!

一緒にこの物語の結末を見届けてみませんか?

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