被害者を救うのは、祈禱か、科学か?

 スマホに死んだ弟からの着信が来る。
 そんな恐ろしい悩みを抱えていた女性は、警察にも相手にされず、双子の祈祷所に流れ着いた。スマホは電源を切っていても鳴り響き、捨ててもいつの間にか手元に戻ってくるという。
 そして深夜、女性のスマホが鳴り響く。双子は札などで対抗するが、その間に依頼主の女性の悲鳴が聞こえた。玄関に行くと、フード姿の男性が立っていた。フードの男は、双子の祈祷師をナイフで襲う。
 双子のピンチに駆けつけたのは、意外な人物だった。その男はAI搭載の義手の左腕を持った、特殊任務を生業にしていた。
 そして男から、意外な事件の真相が語られる。

 果たして、女性を脅かす弟の声とは?
 フード男は誰だったのか?

 義手の男性は、同じ作者様の長編の主人公でもあります。
 この短編だけでも楽しめますが、長編を拝読してからだと、
 さらに楽しさ倍増です。

 是非、御一読下さい。