見送られたら、揺らいでしまうこの決意……。溢れる想いはキミだけじゃない

 家が隣で幼なじみのふたり。昔からあいつを見ていた。
 友達と話して笑うあいつ、スポーツで汗を流すあいつ、私に笑いかけてくるあいつ。
 そんなあいつのことが、一緒に過ごしているうちに、いつの間にか好きになっていた。

 高校卒業後は、それぞれの進路を進む予定で……。だから、この、高校最後の日に告白をしようと思っていた主人公だったが……。
 何故か、気持ちの勢いとはうらはらに、ただ、会うというだけのシチュエーションが遠ざかっていって。気づいた時には、その距離はとても遠くて……。
 現在、追いかけている真っ最中。主人公は無事に告白できるのだろうか……。

 必死に追いかける、主人公の想いはかわいらしい。元は、いつでも会える距離だからと、たかを括っていたからこそのすれ違い。そんなすれ違いは、他人事だから笑えるのですが……。
 でも、この物語の主人公のこと、あなたもきっと、応援してあげたくなると思います。