おいでよサウザスの町

主人公ショーンは、羊の角と猿のしっぽを持つ少年。豊富な魔力を有する者しかなれない「アルバ」の資格を持ち、町の治療師として奮闘していた。

しかしショーンの日常は、町長の切断されたしっぽが発見されたことで、激変する。

失踪した町長。
嗅ぎ回る新聞記者。
謎は深まり、多くの人間関係が複雑に絡まる。
ことの発端は十年前の少女吊り下げ事件が?

十年前、事件で大怪我を負い記憶も失った少女・紅葉とともに、ショーンは事件の真相を追う。

副題通りの本格ミステリーを彩るのは、様々な動物の特色を持った登場人物たち。彼らがその身体能力を駆使する度に、どんな姿なんだろうと想像が膨らむ。
その想像の一助となるのが、作者自身が手がけた挿絵!驚くべきは高い完成度と枚数。あまりに緻密な描写に「これ、無料で見ていいやつ?」と思った。
必見です!

また、本文の完成度も素晴らしく、特に世界観の作り込みは私の中でNo.1です。とにかく作品愛が伝わってきます。その愛を感じる度に、素敵だなとこちらも満たされる思いです。

まずは読んで、挿絵を見てみてください!

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