概要
心の中に染み込んで広がって、溜まった気持ちが、溢れ出る
月森 実季子は、IT企業に勤める28歳のOL。3人の兄達に溺愛されて、恋愛経験が皆無なのが目下の悩みだ。
ある日、実季子は不審な男に、橋の上から落とされた事がきっかけで、見たことも聞いたこともない世界に渡ってしまう。
目覚めると、目の前には銀の髪に金色の目の、アニメでしか見た事のないようなイケメンが。あまりの美しさに目が釘付けになっていると、なんと彼の頭にケモ耳が!!
「月の乙女……」
はぁ?何言ってんの?ココどこなの?私、家に帰れるのォォォォォ?
アルカス・リュカ・ペラスギアは、ペラスギア帝国の皇帝だ。
真面目にコツコツと政務を行い、帝国を治める彼には深刻な悩みがある。
そんな彼の悩みを、解決してくれるかもしれない、帝国の古い文献に載っていた『月の乙女』かもしれない少女?…… 新月の夜の
ある日、実季子は不審な男に、橋の上から落とされた事がきっかけで、見たことも聞いたこともない世界に渡ってしまう。
目覚めると、目の前には銀の髪に金色の目の、アニメでしか見た事のないようなイケメンが。あまりの美しさに目が釘付けになっていると、なんと彼の頭にケモ耳が!!
「月の乙女……」
はぁ?何言ってんの?ココどこなの?私、家に帰れるのォォォォォ?
アルカス・リュカ・ペラスギアは、ペラスギア帝国の皇帝だ。
真面目にコツコツと政務を行い、帝国を治める彼には深刻な悩みがある。
そんな彼の悩みを、解決してくれるかもしれない、帝国の古い文献に載っていた『月の乙女』かもしれない少女?…… 新月の夜の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!そして光があった
物語を紡ぐ方ならば、ましてや異世界を語るならば、その世界の設定をどれだけ練られるかによって、深みが変わることをご理解いただけるでしょう。
もちろん、設定過多になってしまうと、物語の動きを阻害しない説明描写が困難になります。
物語の構成も同じで、何度も繰り返されるイベントは、類似性が高ければ飽きを生んでしまいます。
本作は約37万文字の長編です。
にもかかわらず、中だるみもなく、次から次へ開示される新要素と、第一話から組み込まれている多くの伏線が芽吹き、王道ファンタジー恋愛物語として最後まで期待に応えてくれます。
人狼、魔法、魔術、逆魔術、狂狼、月の乙女。
さらには日本古来の神や神具も交え…続きを読む