その過程は悍ましくも美しく――

手紙の形式を伴う作品。文体と内容には少しずつ血と肉の匂いが滲んでいきます。
淡々とした文体に流れる輪廻らしきものが読み手の鳥肌を立たせます。
多くは語らないラスト一文が、逆に全てを語ります。短編ホラーの教科書かもしれません。

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