訂正致します。
先ほどビルが倒壊とお伝え致しましたが、正確には、電柱がぽっきりと折れた程度です。また、悲鳴を上げるほどの人口もない、とのことでした。
おい、鍋島に謝れ!(笑)
とにもかくにも、化け猫なのです。
佐賀県は鍋島の町に、化け猫が現れたのです。それは事実なのです!ただちょーっと、思ってたほどの大惨事にはなってないというか、いや、電柱が折れるって結構なアレよ?アレなんですけども、なんていうんだろ、え――……っと、魔法少女が出張るほどのアレかな?みたいなのは否めないわけです。いや、電柱が折れるって結構なことだからね?!
そんなこんなでしゃべる黒猫ミーちゃんから「ボクと契約して魔法少女になってよ!(意訳)」とスカウトされたコネ子ちゃん(名前が可愛い)が、ぷにっぷにの肉球タッチでへーんしん!魔法猫少女になってその化け猫と熱いバトルを展開する!というお話なのですが――、
もういちいち平和。
何かにつけて平和。
そりゃそうなんですよ。だってタイトル見てくださいよ。
『魔法猫少女ののんきな戦い』ですよ。
そらそうなりますわな!平和ですわな!
もうこんなバトルならずっと見てたいよ!
そう考えたのは私だけではないはず。そうですよね!?
なんかちらっと長編化の際のネタになりそうなお話もありましたし、これは期待して良いですかね?!
ごく普通の女の子、三毛山コネ子が魔法少女に!
……だけだと思った?この作品はなんかもう舞台や設定選びから「勝って」ます。大元は江戸時代の佐賀県鍋島のお家騒動。
当時の鍋島氏は家臣の青年を些細なことで手打ちにしてしまいます。しかし青年の首はその飼い猫によって持ち帰られ、事態を知った母は鍋島氏への恨みとともに自害。その思いを受け継いだ猫が化け猫へ……。
ニッチすぎる!!!
で、まさにこの猫さんが主人公を襲うのですが主人公は鍋島氏の直系でも分家でもなく、赤の他人にとても近い親戚の子孫なんです。え、なんで?
しかもこの猫は少しずつ遠縁から襲うことで鍋島氏へゆっくり恐怖を与えるのだとか。
回りくどすぎる。どうでもいいところからデバックするプログラマーみたいだ。
しかもいきなり語られるニャミ堕ちとか化け猫屋敷などの設定。この情報量で短編なの!?
ところでちゃんとほのぼの魔法少女として面白いです。親の因果が子に報いとかそういう暗いことしないです。00年代の魔法少女を感じる……!どっきりどっきりDONDON!
ぜひご一読を!
めっちゃ可愛いんです、このお話。
ニャミ落ち(闇落ち)した猫と戦う話なのですが、戦い方もゆるゆるしてますし、全体的に漂う癒しパワーっていうのが半端ないです。
私は猫好きってわけではなく、むしろ猫には恨みを抱いてる人間なのですが、それでもミー(猫)と肉球を合わせて変身したいって思いましたもん。
猫好きの方が読んだら、たまらん話なんではないですかね!?
いや、猫が好きじゃなくても癒される。
「ああ、私の脳内は荒んでいた」
と、元旦から反省してしまうくらいには癒しパワーあります。
佐賀を舞台にしているのですが、佐賀への愛も感じました。
あえての佐賀いじりに作者様の愛を感じます。
佐賀・猫・癒し
どれかのフレーズに心惹かれた方はぜひどうぞ!!