救世主とその影、彼女たちの行く末は――?

突如としてカヴァリヤ王国の救世主として向かい入れられた女子高生・サラ。
彼女は予言書にある『救世主様』で、王様を助けるようなのだが……?

これだけ書くと、よくある異世界召喚ものか何かと思うかもしれませんが、話の筋を読む限り、物語のキーは救世主の身代わりとなる『影』、シアラのようです。
レビュー時点の最新話・10話の段階では、シアラの影は薄く、そもそも救世主の具体的な役割も判明していないため、謎が謎を呼ぶ展開です。

一ついえることは、これがお定まりの異世界ファンタジーにはならないだろうということです。
女性主人公が大活躍して、様々な見目麗しい男性に愛される……というようなオーソドックスな展開には。

サラ、フェルデナント、王・フェリックス、そして、影のシアラ。
今後、それぞれのキャラクターがどのような関係を持ち、どのような展開になっていくのか、注目な一作です。