久しぶりに頭をガツリ! とやられた。

この作品には世の中への痛烈なアンチテーゼがある。
「子供の耐久性は小さい」という冷徹で乾いた言葉には唸らされた。
結末にもぞっとする感じがり、同時に、強いメッセージ性がある。
普段、正義や常識とされている事を疑わさせた時点で、
見事としか言いようがない。
読後感は爽やかとは言えないが、それ故にちゃんと中に残る作品。

その他のおすすめレビュー

真田宗治さんの他のおすすめレビュー1,112