カッコいい主人公+みんなでつくる物語+Vtuber=最強ってこと?
- ★★★ Excellent!!!
※多少ネタバレが含まれている可能性があることを考慮の上でレビューを読んでいただけると嬉しいです。
ひとこと紹介についてまずは、これはこの作品の主人公の事であり、そして強い執念と未だに毎日投稿を続けている作者の両方に言えることです。
作者はリアルもあり、そして書籍化もある中でも毎日投稿、場合によっては複数回投稿をしており、それでも味が薄れることなくむしろ濃くなるこの作品はマジで強いし凄いと思います。そんなリスペクトからまず。
そしていつもであれば、こんな人にオススメという風な表現をしますが、今回に至ってはこんな人に読んでほしいという形で書かせていただきます。
ズバリ、ネットに触れている人、SNSをしている人、何かにコメントをしたりする人、そういった人たちが読むときっと何か良い影響を受けると思います。そして、そういう人を刺すのではなく温かく受け入れてくれる作品であることもまた、補足しておきます。
内容について、気になる方が居ると思うので、ほぼネタバレなしを先に、次に若干ネタバレあり要素が強い感じで書こうと思います。
突然ですが、皆さんはVtuber 作品に対してどのような印象を抱いていますか、私は良くも悪くもVtuber作品に対しては、割と綺麗な印象を抱いています。それは人間ドラマに関してもそうですし、ストーリーの展開についてもそうです。そしてある種のタブーである部分には触れない作品というのが多いのは、やはり読者がそういった深いタブーに触れることを嫌がるからだと思います。
この作品は良くも悪くもそのタブーの部分に触れていて、そしてその困難を乗り越えてレベルアップする作品です。そして最も難解な最も高感度の低い状態から始まるVtuberを、仮に物語の中の人たちがどう見ていても、画面の向こうで見ているみんなに、届けたい強い思いがあって作品が作られているように思いました。
それが所謂タブーに触れるということです。
何にしても人が絡むと厄介になります。そして特に日本人の場合同調の文化があり、過激な人たちに対する同調が見えていない画面の向こうにいる背景の事情も知らない人たちを傷つけてしまっているかもしれないという風に感じる作品でもありました。
これは、まぁなんというか重いかもしれませんが、良くも悪くも私はそのリアリティが非常に好きです。それはきれいごとだけではない、そしてきれいごとも含んでいるからこそ、この作品に熱狂的なファンがいると思います。
次に、重要な要素はキャラクターだと思います。
深くは話しませんが、それぞれに強いキャラクターがあり、それぞれのキャラクターがしっかりと生きています。生きているんです。感情を持ち物語の中で、だからこそ辛いこともありますし、傷つけてしまうこともミスしてしまうこともあるかもしれません。ただリアルも同じです。
人は傷つけて傷つけられて、時には協力し時には間違い、その間違いを正して成長していけばいいんです。やり直すことは出来ます。本人の意志とそれを応援してくれる仲間がいれば、それがこの物語の辛さであり、温かさであると思います。だからこそ、そういった温かさ所謂アットホームでファミリーな感じのする作品(なんか怪しい表現ですが)が、読みたい方に非常にオススメです。
そして一応最後にはなりますが、この作品を構成する最大の要素はやはり、皆さんのコメントです。是非作品を読む時は一話一話コメントを読んでいただきたいです。それはこの作品のコメントはまさにネットの良さを生かしているなという感じがするからです。
良くも悪くもネット小説、特にカクヨムの場合は恐らく作品と自己の意見との距離を取っていることが多いように思えます。それは個体識別のしやすさの部分もありますし、過干渉することなく、作品をサクサク読み進めることが出来るからです。事実この作品もサクサク読み進めることが出来てしまうので、ものの見事に1週間で全て読み切れてしまいます。それは面白さと共に手軽さ、大量消費が当たり前になってしまっているからだと思います。
ですが、ちょっと待った!!一旦読む手を止めてコメント欄を見てみませんか?私はこの作品ほど熱くて面白いコメント欄を知りません。
それは、みんなのこの作品に対する愛、そしてそれぞれのキャラに対する愛、内容に対して語れるほど作られている下地が無ければ決して生まれないものです。また作者さんが忙しくない限りコメントを返してくれるからついつい打ってしまいます。
何か思うことがあれば是非一言コメントを残していただけると、この作品がもっと盛り上がるのではないかなと個人的に思ってますので、良ければ是非(私はあくまで読者目線で)...
↓ここから先はネタバレがある程度あるという前提で、作品読んでからもう一回来てくれると嬉しいです( *´艸`)↓
とまぁ、そんな感じでですね熱く作品を語りましたが、結局のところラブコメよラブコメ、私はラブコメを主食で生きてるので、ラブコメの香り、そうあまい雰囲気が好きな訳です。
え?カップリング?
そんなの"くるめい"に決まってるでしょ!!
はい、あくまで私はくるめい"過激派"ではなく"穏健派"として意見を述べたいわけですが、まぁそれは少しおいておいて、ある程度読んだうえでの感想を述べてから、ラブコールを最後にちょっと入れようと思います。
既にある程度長くなってますが、ここまで読んでいただいた方には感謝を、一方でですね、まだある程度続きますので、ここから先は気が向いたら読んでいただければと思います。
やっぱりこの作品を構成する最大の要素はラブコメです。
これどうなのかな?とは思うんですけども、恐らくラブコメをさほど意識せずに生まれたラブコメだからこそ、意図的なコテコテ感が無く「なんだお前ら結婚してないの?え?夫婦じゃん」と思ってしまうんですよね。
最近は尊いの過剰摂取が多いんですが、あれって多くは人工甘味料な訳ですよ、やっぱりねしっかりとした砂糖には敵わないじゃないですか。はちみつには敵わないじゃないですか、だからこの作品は、そのはちみつだとか、佐藤だと思うんですよね。
意図して人工的に甘さを作るのではない、意図してコテコテの展開を作るんではない、風呂を覗く?いちごパンツが見える?いっけない遅刻遅刻?何度も見てきた展開だけど違うんだよ。
見ましたか?くるるんが緊急事態に向かう光景、僕は思ったね。あ、この二人結婚してたんだった(錯覚)。そんな光景ばかり、正妻の余裕というか、長年連れ添ってきた感が、初めからあったにもかかわらず後半になればより強く、何人もの人々がこの作品で砂になってました(コメ欄より引用)。
そうです。この作品はタイトルこそ過激です(内容も過激ではある)。だけどそれ以上に、否、だからこそラブコメ要素がより映える。日常のすべてがラブコメでなく、日常にさらりと夫婦の日常をぶち込む。みんなきっと心の中で思ってるんでしょ?「俺でなきゃ気づかなかったぜってね」それくらい日常に溶け込む、まるで夫婦のような二人。
あぁごめんね、他にも素晴らしいキャラクターが沢山いますよ?
たださぁ、ほら推しが一番じゃん、俺はめいちゃんと結婚したいと思ってるわけじゃないし、くるるんはまぁ、その魅力的ではあるよ、カッコいいし頼りになるし、だけど彼を愛して彼のすべてを受け止めて、そしてそんな彼に受け止められるのはめいちゃんしかいないとおもんだよね。だからちょっとだけ熱くなっちゃった。
他のキャラについても魅力的です。
それは背景があるから、濃い背景が、ただやっぱり読んでほしいから詳しくは書いてあげなーい、そして仮にくるめい派以外の方で、ここまで読んでいる方が居れば、その熱い思いを是非レビュー頂ければ、私も読みたいので。
もちろん、くるめい派の方もぜひぜひレビュー書いてください、私も共感したら👍マーク押します。その熱い思いで、この作品をみんなでより盛り上げましょう。
それにしても、毎度毎度炎上したりなんやかんや物語が進みますが、その度に軽傷じゃなくても成長を繰り返していく、過去のことが無かったことにならないのが良いと思いますね。だからこそ反省して次に向かいますし、過去のことを弄られることがあっても、助け合える仲間と共に前に向く。
そんな温かい作品が今後ももっともっと評価されて、色々な人に読まれて、そして最後は色々な人々を笑顔にできる。そんな作品として世に広まることを祈ってます。
PS:くるめい=正妻、これは正義だぞい!!異論は認める。以上