カクヨムでも評価されるべきラブコメ、何度も読みました!

『モテすぎる悪友が鬱陶しいので、彼女を作らせて黙らせたい』
 この作品はなろう時代に知り合い、現状なろうにておよそ3週ほどしてます。
 基本的には一度読むと、もう展開知っているから読まないってよくあるんですよね、一部の例外が割とあるんですが。それでもこの話数とこの面白さで読まないのはもったいないと思い早口口調でレビューさせていただきます。

 まずは個人的考察なんですが、タイトルで中断する方が割と居るかもしれません。なんというか悪くないんですが、これを読むなら他のをとなるかもしれません。そして中に入っても若干癖があるように感じることもあると思います。ですがそれじゃあ勿体ないんですよ。

 特にラブコメが好きな方、この作品は主人公と主人公の掛け合い(BL?)や主人公とヒロインの掛け合いを特に楽しめる作品です。印象として大きいのはコメディ要素でしょう恐らくですが、まぁその通りではあります。内容の多くはコメディです。その中に人の物語が加わってこの作品に深みを付けています。
 重要なのは主人公の成長と好意の方向です。明らかな好意を主人公に向けているのをただ鈍感な主人公が交わすグダグダなラブコメというよりは、真の意味でラブコメの主人公をしていると思います。自分の中の芯が時折うざかったり、若干胸糞に感じる展開もあるかもしれません。ですがそれらを全て含めて彼があると思っています。

 そうこの作品はラブコメの中でもコメディがあり、ちゃんとラブもあり、人に感情もあります。色んな人が書籍化して居る中で光が差し込んできた時にこの作品も恐らく書籍化すると思います。いくつか文章的部分に癖を感じるかも知れませんが、その癖がこの作品の良いポイントであり、そしてそれがこの作品の面白さです。

 ただのハーレムじゃない。というのも加えるべきでしょう。タイトルからも分かるようにこの作品の目標の先には、モテすぎるうっとおしい悪友に彼女を作ることです。その芯はずっと揺るがず、ゆっき,,,あ、すいません主人公が色々と手伝いアピールを促します。それはこの作品の大きな特徴だと思います。そして、この作品における勘違いの矛盾が無いということに繋がっています。

 一言、この作品は面白いですので、是非読んでほしいです。

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